高品質を提供する高精度な機械加工・組立工程。
機械加工は、自動車足廻り部品特有の複雑な異形・多面体形状の加工など、カワダが最も得意とする分野です。NCL、M/Cをはじめとした合計800台の各種加工設備群により中種・大量部品の生産、多種・少量な部品の加工にも柔軟に対応します。
組立は、プロペラシャフトやジョイントシャフト(中間軸)、アーム類の加工、組立をはじめ、各種のアッセンブリー(複合的に組み合わされた構成ユニット)を行っています。
01プロペラシャフト
一貫生産による高品質な製品づくり。
プロペラシャフトは高速で回転する推進軸で、エンジンの駆動力をディファレンシャルを介して駆動軸へ伝達する、安全にも関わる重要な部品です。機能上、エンジントルクに耐えられる高強度と、高速回転で使用されることにより軽量化を図ると共に、振動・騒音(NVH)を発生させない為に、振れ精度・回転アンバランスに対し厳しい品質が求められます。
当社は、素材・機械加工・組立の一貫生産体制の強みを最大限に活かし、プロペラシャフトを構成する個々の部品より、素材計上・加工精度を追及することで、高精度の機械加工を実現しています。また摩擦圧接を用いた低歪・高強度の接合技術により、振れ・アンバランス精度を最小限に抑えた接合と共に、安定した高品質の組立を行うことで、お客様に満足いただける製品をお届けしています。
02ホイールハブ
ドライバーの命に関わる重要保安部品には、集中力を基本に緻密さを重視。 カワダは、ベアリングメーカー3社へホイールハブの内輪、外輪を月に58万個納品しています。ホイールハブは、ドライバーの命に関わる重要保安部品であり、機械台数140台、36本の全自動ラインで生産し、特に熱処理、外観品質に細心の注意を払いながら生産を行っています。
03アルミナックル
複数の部品をフレキシブルに生産できる省人化された自動ラインを構築。 カワダでは、生産ラインの全自動化に取り組んでいます。アルミニウム製ナックル加工ラインでは、ロボットによる素材ピッキング&搬送および工程間のガントリーローダーによる自動搬送を実現。省人化及び作業負担を最小限にする”人にやさしい生産ライン”を構築しています。設備1台で完成するセル生産方式により、付随時間のミニマム化と効率の最適化を実現。6種類の生産部品に対して、2ラインで年間31万個の能力を有したラインとなります。
保有ライン
加工ライン | 数 |
---|---|
ホイールバブライン | 43 |
ハブサポートライン | 9 |
ナックルライン | 7 |
加工ライン | 数 |
---|---|
プロペラシャフトライン | 6 |
コンパニオンライン | 6 |
ブッシュブラケットライン | 5 |
保有設備
種別 | 設備 | 台数 |
---|---|---|
旋盤 | 横型 | 143 |
縦型 | 23 | |
研削盤 | 円筒、アンギュラ研削盤 | 29 |
熱処理 | 高周波焼入機 | 20 |
バランサー | バランシングマシン | 18 |
圧接 | 摩擦圧接機 | 8 |
種別 | 設備 | 台数 |
---|---|---|
マシニング | #40 横型 | 127 |
#50 横型 | 10 | |
#30 縦型 | 43 | |
#40 縦型 | 43 | |
#50 縦型 | 3 |