一貫体制の基礎となる鍛造工程。
カワダは、縦型熱間鍛造プレスと横型熱間高速鍛造プレス(AMP)を有しています。
縦型熱間鍛造プレスでは、ホイールハブ、ジョイントヨークなどの足廻り部品を中心に、横型熱間高速鍛造プレス(AMP)では、ミッションギア、建設用ナットなどの子部品を中心に鍛造しています。
ショット機、連続調質路、連続焼準炉、カオチン電着塗装機など有しており、鍛造後の製品の付加価値を高めています。
01熱間鍛造プレス
鋼材切断・加熱・プレスまで、全工程で品質を守りながら作業を。
縦型熱間鍛造プレスは、切断した鋼材を1,200度まで加熱して、主に潰し、荒、仕上げの3工程で半密閉成型し、周囲のバリをトリムして鍛造完成品を造り出しています。
カワダでは、社内次工程である機械加工部門の効率化を視野にいれて、取り代、抜き勾配に配慮し、手打ち用の1,600tプレスは3台、2,500t用プレスは3台で1分間で4個の製品を造り出しています。
02密閉鍛造プレス
自動機ラインにより、ミスを出さない正確さを。
自動縦型熱間鍛造プレスは、切断した鋼材を1,200度まで加熱して、主に潰し、荒、仕上げ、穴あけ兼ヒワリ修正)の4工程で密閉成型し、鍛造完成品を造り出しています。
カワダでは、取り代、抜き勾配に配慮し、1分間で16個の製品を造り出しています。
密閉鍛造で金型の消耗に配慮し、金型寿命の延伸のため金型の状態の確認を行いながら、都度の変化と状態に合わせて条件を変更し鍛造をしています。
03自動熱間高速鍛造機(AMP)
高速化と低コストを実現するため、国内でも数少ないAMPを導入。
カワダは、横型熱間高速鍛造プレス(AMP:Automatic Multistage Press)を3台有しています。
バー材の切断から加熱・据え込み・成形・ピアスまで全自動で行うハテバー社製で国内では20機ほどの採用実績ある鍛造機です。
AMPは横打ちの作業に効果を発揮し、ミッションギヤなど丸ものの鍛造では、ハイスピード化を実現しています。
保有設備
種別 | 設備 | 台数 |
---|---|---|
プレス | 熱間自動高速鍛造機 AMP50 |
2 |
熱間自動高速鍛造機 AMP70 |
1 | |
トランスファー付オートプレス2500T | 1 | |
マニュアルプレス2500T | 3 | |
マニュアルプレス1600T | 3 | |
小型プレス 150~200T | 6 |
種別 | 設備 | 台数 |
---|---|---|
切断 | ビレットシャー | 2 |
予備成形装置 | フォージングロール | 2 |
熱処理 | 連続焼準炉 | 1 |
連続調質炉 | 1 | |
表面処理 | ショットブラスト | 4 |
電着塗装 | カチオン電着 | 1 |